・ローファットダイエットって何?
・ケトジェニックダイエットって何?
・糖質を減らしても体重が減らない
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容・ローファットダイエットとは?
・ケトジェニックダイエットとは?
・メリット・デメリットを比較
・トレーナーがオススメする方法
本記事を書いている私は大会出場をするにあたって85kg→70kgまで減量した経験があります。お客様のダイエット指導でも多くの方がダイエットに成功されています。
世の中には無数のダイエットが存在しています。
これを食べたら痩せる、これを食べればウエスト−5cmなど挙げたら切りがありません。
実際にテレビやSNSで紹介されては試すというような事を繰り返している方もいるでしょう。
しかし、トレーナーや大会に出場している方の正しいダイエットであれば大まかには2つしかありません。
1つはローファットダイエット、もう1つはケトジェニックダイエット。
今の所、間違いないダイエットと言えるのはこの2つになりますが人によって身体に合う合わないがあります。
今回は、2つのダイエット法はどんな方法なのかを理解して自分にはどちらのダイエット法が適しているのかを考えて実践して頂ければと思います。
ローファットダイエットとは?
ローファットダイエットとは栄養素の中でも脂質を抑えるダイエット方法です。
低脂質ダイエットとも呼ばれています。
大会に出ている方には一般的でローファットダイエットで減量を行っている方がほとんどではないでしょうか。
それだけ信頼性があり、健康的に身体作りをしたい方にオススメです。
ダイエットを行う上では消費カロリー>摂取カロリーにする事が必要ですが、カロリーを構成している栄養素である脂質は1gあたり9kcalになります。
これは炭水化物とタンパク質の1gあたり4kcalに比べると2倍以上のカロリーになります。
その為、カロリーを抑えるには高カロリーである脂質を抑えた方が効果的であるというような考え方がローファットダイエットになります。
ローファットダイエット理想のPFCバランスは(P30% F20% C50%)です。
ダイエットというと炭水化物を減らすというイメージを持たれる方が多いですが、ローファットダイエットではカロリーの半分を炭水化物から摂取する必要があります。
結構食べれると思いませんか?
炭水化物をしっかりと摂取する事でトレーニングの強度も上がり、エネルギー不足も防げますので筋肉量を保ちながら減量をする事が可能です。
脂質を減らしていくと解説してきましたが、身体の機能を正常に保つ為にはカロリーの20%は脂質を摂取しなければいけません。
その場合は、良質な脂質(青魚、ナッツ、亜麻仁油、卵)などから摂取していきましょう。
ケトジェニックダイエット
ケトジェニックダイエットとは炭水化物を出来る限りゼロに近づけながら脂質を沢山摂取していくダイエット方法です。
糖質制限と似ている所もありますが、実際には違うものになります。
ケトジェニックダイエットは炭水化物を食べないという点では分かりやすく実践しやすいように感じますが、それだけの知識で行ってしまうと必ず失敗します。
このダイエット法はケトン体を作り出して炭水化物の代わりに脂質をエネルギー源として働かせる方法です。
人間が身体を動かしたり、頭を使うエネルギー源は主に炭水化物(糖質)です。
このエネルギー源を脂質に切り替える事で体脂肪をエネルギー源とする身体に変えていくイメージです。
よくある1番の間違いは炭水化物も脂質も同時に減らしてしまう事です。
身体に必要なエネルギー源がなくなってしまいますので炭水化物を抑える代わりに沢山の脂質を摂らなければいけません。
ケトジェニックダイエット理想のPFCバランスは(P30% F60% C10%)です。
実にカロリーの半分以上は脂質が必要ですから慣れないと摂取が大変だったり、胃もたれを起こす可能性があります。
脂質を摂る際は(MCTオイル、肉、魚、卵、チーズ)などから脂質を摂るようにしましょう。
もともと肉や魚が好きで甘い物が苦手という方には比較的合いやすいダイエットです。
メリット・デメリットを比較
それぞれのダイエット方法を解説してきましたが、分かりやすくメリット・デメリットを挙げていきます。
ローファット | ケトジェニック | |
主成分 | 穀物、芋類 | 肉、魚、乳製品 |
副作用 | ホルモンバランス乱れ、乾燥 | 倦怠感、頭痛、めまい |
期間 | 半年以下 | 2ヶ月以下 |
成果 | 長期間 | 短期間 |
リバウンド | 可能性低い | 可能性高い |
費用 | 安い | 高い |
ローファットダイエットに関しての注意点は脂質を抑え過ぎない事。
カロリーの20%を切ってしまうとホルモンバランスが乱れやすかったり、肌の乾燥や皮膚炎などの不調が出る可能性があります。
長期間のダイエットとなる為、筋肉を残しながらゆっくりと体脂肪を削る事が可能で身体への負担も少なくリバウンドの可能性も低いです。
ケトジェニックダイエットに関しての注意点は身体がエネルギー源を脂質に変えていくまでの期間で倦怠感や頭痛、めまいなどの症状が出やすい事。
身体が脂質代謝になるまでには1週間以上かかると言われている為、その間の体調不良には注意が必要です。特に水分が抜けやすい為、多めの水分補給を心掛けて下さい。
トレーナーがオススメするダイエット方法
ローファットダイエット、ケトジェニックダイエットの2つをご紹介してきましたが、トレーナーの私がオススメするダイエット方法はローファットダイエットです。
理由としては、確かにケトジェニックダイエットの方が短期間のダイエットには向いているとは思いますが、ずっとその生活を続ける事が出来るでしょうか?
日本人の食生活を考えると炭水化物を一生抜いた生活というのはなかなか難しいというか不可能ではないでしょうか?
短期間で体重を減らせたとしてもそれを維持出来なければ成功したとは言えません。
ローファットダイエットで無理なく1ヶ月2kgのダイエットを続ければ半年で12kg減らす事が出来ます。
また、ローファットダイエットであれば目標の数字に到達したら少しずつ食事量を戻していっても簡単にリバンドする事はありません。
身体作りは何よりも継続が大切です。
短期間の成果ではなく、長期間の目線で体脂肪を落としていく事を考えましょう。
まとめ:健康的な身体を作りたければローファットダイエット!
ローファットダイエットとケトジェニックダイエットの知識について解説してきました。
それぞれメリット・デメリットがありますが、日本人の食生活や続けやすさを考えるとやはりローファットダイエットがオススメです。
落ちるペースは比較的緩やかになりますから、結果を急がずに行っていきましょう。
また、どちらのダイエットを選択するとしても極端な食事制限をせずに必要な栄養はしっかりと摂取するようにしていきましょう。
身体に不調を感じたら、エネルギーが枯渇している可能性がありますので都度食事を振り返り、少なくなり過ぎていないかを確認してみて下さい。
健康的に長期的な身体作りをしていきましょう!!
今回は以上です。